Wixから雪工房に乗り換えたら年いくら浮くかCOLUMN / 2026.05.07

「Wixの月額が気付けば年6万円。5年で30万円って、ちょっと立ち止まって考えると結構な金額です。」── 個人事業主の方からそんな声を最近よく耳にします。乗り換えると本当に浮くのか、5年スパンで電卓を叩いてみました。2026年5月時点の Wix・ジンドゥー・ペライチ各社の公式料金をもとに、移行の現実的な注意点と、逆に乗り換えに向かないケースまで正直に整理します。

「無料 ホームページ」「ホームページ 月額 安い」と並んで最近よく検索されるのが、「Wix 解約」「ペライチ 乗り換え」「ジンドゥー 高い」というキーワードです。月¥2,000〜¥3,000の固定費を5年・10年と払い続けることに、ふと立ち止まる方が増えています。

この記事は雪工房側で書いている都合上、結論は「買い切り型に乗り換えると安い」になります。ただしすべての方に乗り換えをおすすめするわけではありません。05章で「向かないケース」も明記しているので、ご自身の状況と突き合わせながら読み進めていただければと思います。

01 / Wix・ジンドゥー・ペライチの2026年最新料金を整理する

まず比較の前提を揃えます。すべて 2026年5月時点・年契約価格を月換算・税込 で見ていきます。月契約だと2〜3割高くなるサービスが多いので、フェアな比較にするためにここは固定したいところです。

ペライチ

ペライチは公式料金ページで確認できます。1年契約・月換算・税込で、ライト ¥1,465/レギュラー ¥2,950/ビジネス ¥3,940/プロフェッショナル ¥6,910 の4プラン構成です。2025年10月の改定で無料公開が終了し、最低でもライトプランからになりました。3ページ縛りなので、店舗紹介+メニュー+お問い合わせくらいの構成なら足ります。

ジンドゥー(Jimdo)AIビルダー

ジンドゥーは2026年3月の価格改定告知に基づくと、AIビルダーの STARTプランが1年契約 年¥15,480(月換算約¥1,290)/月契約¥1,720、GROWプランが1年契約 年¥24,840(月換算約¥2,070)/月契約¥2,720。長く使っている方は次回更新時に料金が変わっているはずなので、契約状況をご確認ください。

Wix

Wixは料金改定の頻度が高く、日本語サイト上でも動的に表示が変わるため、ここで具体的な数字を断定するのは避けます。2026年5月時点の編集部調べでは、年契約・月換算で ベーシック相当が¥1,200〜1,300/月、スモールビジネス相当が¥2,100〜2,300/月、ビジネスプライム相当が¥12,000〜13,500/月 というレンジ感です。最新の価格は必ず公式サイトでご確認ください。

こう並べてみて気づくのは、「個人事業主が普通に使うミドル層のプラン」 はどのサービスも月¥2,000〜¥3,000に収まっているということです。年で¥24,000〜¥36,000、5年で¥120,000〜¥180,000。これが「Wix系の月額有料プラン」のリアルな相場です。

02 / 5年総額シミュレーション ── 雪工房と並べてみる

ミドルプランで横並びにすると、5年でいくら払うことになるか。表で見ていただくのが早いです。

サービス 月額(税込・年契約・月換算) 5年総額(独自ドメイン年¥2,000込み) 雪工房との差額
ペライチ レギュラー¥2,950¥187,000+¥162,000
Wix スモールビジネス相当約¥2,200約¥142,000+¥117,000
ジンドゥー GROW(年契約)約¥2,070¥134,200+¥109,200
雪工房 HPプラン¥0(買い切り)¥25,000
HP¥15,000+ドメイン年¥2,000×5年

※ 雪工房の制作費 ¥15,000 は料金ページの表記に合わせ税抜。Wix・ペライチ・ジンドゥーの月額は税込。比較の便宜上、5年総額の計算に消費税の差を含めていません。各社料金は2026年5月時点・年契約・月換算ベースの目安で、最新料金は各社公式サイトでご確認ください。

5年で¥100,000以上の差が出ます。年¥20,000を超える固定費を5年間延々と払い続けるか、最初に¥15,000を払って終わらせるか、という選択です。「2年で元が取れる」と言ってしまえばそれまでですが、月額系の何が厄介かというと 「気づくと払い続けている」 こと。クレジットカード明細で「あ、まだ引き落とされてた」と気づくあの感覚、覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただし正直に書いておくと、月額サービスは 管理画面でポチポチ更新できる手軽さ があります。雪工房の買い切り型は、軽微な修正をご自身で書ける方には向きますが、毎月コンテンツを大量に追加したい方には軽微修正の都度依頼(1回¥3,000)が積み上がる可能性があります。「年に1〜2回更新するくらい」が損益分岐の目安です。

03 / 浮いたお金で何ができるか

仮にペライチのレギュラーから雪工房に乗り換えた場合、5年で¥162,000が手元に残ります。これは決して小さくない金額です。

  • 広告予算化:Google広告で月¥3,000ずつ、4年半分の出稿原資になります
  • 撮影・素材:カメラマンに依頼してのプロ写真撮影が2〜3回(1回¥40,000〜¥60,000程度)
  • 本業の道具・資格:店舗備品の更新、講習会への参加、新メニュー開発の試作費
  • そもそも貯めておく:個人事業主にとって「使わずに済んだお金」は、繁忙期と閑散期の差を埋めるバッファになります

「ホームページ代を浮かせて広告に回す」のはマーケティング的にも筋がいい話です。集客の主役はあくまで広告とSNSで、ホームページは 信用の受け皿 として機能すれば十分。月額3,000円のホームページを持つよりも、月額0円のホームページに広告予算3,000円を上乗せした方が、問い合わせの数だけで見れば多くなるケースは珍しくありません。

04 / 移行で気をつけたい3つのこと

「乗り換えれば浮く」のは事実ですが、移行自体には作業コストが発生します。事前に押さえておくべきポイントを3つに絞ります。

(1) ドメインの引継ぎ ── Auth Codeの取得が最初の関門

〜.wixsite.com〜.jimdofree.com のような提供サービス側のサブドメインを使っている場合、そのURLは引き継げません。新規で独自ドメイン(例:yourshop.com)を取得し直す形になります。

すでに独自ドメインを使っている場合は、移管自体は可能ですが、移管承認コード(Auth Code、EPP Codeとも呼ばれます) を旧サービスの管理画面から取得する必要があります。Wix・ジンドゥーともに管理画面の「ドメイン設定」内にある項目で、見つけにくい場所にあることもあるので、解約直前にバタつかないよう早めに確認しておくと安心です。移管には通常5〜7日かかります。

(2) メールアドレス ── [email protected] を使っている場合は要注意

Wixの「Wix Mail」やジンドゥーのメールアドレスサービスを使っている場合、乗り換え時にメールアドレスが使えなくなります。お客様への連絡先として名刺や請求書に印刷していると、これは結構な影響です。

代替策としては、Google Workspace(年契約で月¥800/ユーザー〜)など、別のメールホスティングサービスを契約し直す形になります。雪工房では Cloudflare Email Routing を使った受信専用メール(¥5,000買い切り)と、SPF/DKIM/DMARC設定込みの送信対応版(¥15,000) もご用意しています。「サーバー代を月額で払い続けない」という思想は、メールアドレスにも適用できます。

(3) コンテンツの移植 ── 手動コピーが現実解

WixやJimdoは独自のエディタでコンテンツを管理しているため、HTML/CSSのまるごとエクスポート機能はありません。本文・画像・店舗情報を一つひとつコピーして移し替える、というのが現実的な進め方です。

雪工房のWordPressからの移管プラン(〜10ページで¥30,000)は、技術的にはWixからの移管にも応用できます。「自分でやろうとしたら丸一日溶けた」という方は一度ご相談ください。画像はWebP形式に再書き出しすると、ページ表示速度も改善します。

05 / ただし、移行に向かないケースもある

正直に書いておきます。すべての方に乗り換えをおすすめする気はありません。以下のいずれかに当てはまる方は、現状のサービスを使い続けた方が得です。

  • 予約システムが必須(美容室・整体院など):Wixの予約機能やSTORES予約のような予約特化型を使っている場合、雪工房側で同等機能を組むには別途連携費用が発生します
  • 大量商品のEC運用(30商品以上):在庫管理・決済連動・カート機能をフルセットで使うなら、Shopify(年契約で月¥3,650〜)やBASE・STORESといったEC特化サービスの方が結果的に安く済みます
  • 会員制サイト・有料コンテンツ販売:ログイン認証や決済連動が必要な場合、静的サイトでは対応できません
  • 多言語サイト(3言語以上):翻訳の管理画面が便利な月額サービスの方が運用負担は軽くなります
  • 頻繁な更新がコア業務(毎週ブログ更新など):管理画面が必須なら月額型の方が運用効率が高い

これらに該当しない、つまり 「店舗情報・サービス紹介・お問い合わせフォームがメインの5〜10ページ規模のサイト」 であれば、買い切り型に乗り換えるメリットが大きく上回ります。

06 / 「自分のケースだとどうか」で判断を

ここまで読んでいただいて、ご自身のサイトと向き合ってみてください。直近1年間でホームページを何回更新しましたか。月¥2,000の固定費は、本業の利益から見て妥当ですか。乗り換えに踏み出す前に、その2つに答えが出ていれば、判断材料は揃っています。

雪工房のサービス内容HP買い切り¥15,000の詳細もあわせてご覧ください。料金ページには、メール・フォーム・WordPress移管などのオプション一覧も掲載しています。

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